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稚内でケーキ2400個誤発注…2時間で完売 常連の支えと従業員に感謝
ひなまつりの3月3日、日本最北端に位置する北海道稚内市のスーパーにケーキ2400個が届きました。
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ひなまつりの3月3日、日本最北端に位置する北海道稚内市のスーパーにケーキ2400個が届きました。
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ひなまつりの3月3日、日本最北端に位置する北海道稚内市(人口約3万5千人)のスーパーにケーキ2400個が届きました。240個頼んだつもりが、担当者のミスで10倍の量を注文していたのです。急きょ半額にしてツイッターで呼びかけたところ、わずか2時間で完売。いったい何が起こったのでしょうか? お店の営業部長に話を聞きました。
誤発注があったのは、稚内駅前にあるスーパー「相沢食料百貨店」。ひなまつりに合わせた商品として、ケーキ240個を注文したはずでした。
ところが当日朝、店に届いたのは予定の10倍にあたる2400個。発注端末で入力する際、単位が「個」ではなく「ケース」になっていることを失念し、ケーキ6種類をそれぞれ「40」と入力。40個×6で240個頼んだつもりが、40ケース×6の2400個注文が入っていたのです。
「商品が届いてびっくりしました。賞味期限は3月5日だったので、食べ物を無駄にしないためにも1個100円で売ることにしました」と話すのは営業部長の福間敏彦さん。
誤発注のため100円で販売することをツイッターで告知すると、一気に拡散。「稚内近くの方は、ぜひヘルプを!」といった応援の声が広がる一方で、「稚内行ける人なんて限られすぎてる」「さすがにTwitterにも出来ることと出来ないことがあるんじゃないかな……」といったコメントも寄せられました。
ところが、午前9時に開店すると直後からお客さんが殺到。ツイッターを見た常連さんを中心に、会社の同僚たちの注文をまとめて買いに来てくれた人や、一人で100個以上購入してくれた人もいました。そして2時間後の午前11時ごろに完売。
福間さんは「まさかの完売で、売り切れるとは思っていませんでした。多くのお客様に支えられていることを実感するとともに、自分の売り場を後回しにしてまでケーキ販売を手伝ってくれたスタッフにも感謝の気持ちでいっぱいです」と話します。
相沢食料百貨店の3月3日のツイッターは、こう締めくくられています。
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