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思わず読む! 八王子の客引き禁止ポスター 求人広告風にした訳は?
東京都八王子市が制作した客引き・スカウト行為に関するポスターが、ツイッター上で話題になっています。
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東京都八王子市が制作した客引き・スカウト行為に関するポスターが、ツイッター上で話題になっています。
東京都八王子市が制作した客引き・スカウト行為に関するポスターが、ツイッター上で話題になっています。求人広告風になっていますが、よく読むと「資格/逮捕されたい人」「休日/なし」などとデメリットが列挙されています。「バイトとして大学生が働くケースが多く、少しでも目にとまるように」と工夫をこらしたそうです。八王子市防犯課に話を聞きました。
ポスターに書かれた「スタッフ大募集!」の見出し。その下にはこんな文章が並んでいます。
そして下には、求人広告ではなく禁止行為を周知するためのポスターであることや、相談窓口などが書かれています。
ポスターを撮影した画像がツイッターに投稿されると、「八王子やるやん」「センスありすぎ」「とってもわかりやすい」などと話題になり、リツイートは1万2千を超えています。
市内の大学に掲示するために制作されたというこのポスターは、12月に入って貼り出されたばかり。制作の狙いについて、八王子市防犯課の福島義文課長はこう話します。
「八王子では条例で客引き・スカウト行為などを規制しています。パトロール活動をする中で、バイトとして大学生が働いているケースが確認できたので、学生に向けて周知するためのポスターを企画しました」
普通に作ったのでは学生の目にとまらない。どうすれば読んでもらえるか? 課員が集まってアイデアを出しあう中で、求人広告風にするという意見が出て「これはいいね」と採用したそうです。
あえて「いったい何のポスターだろう」といった作りにし、求人条件で条例のことをそれとなく説明した後、その下に小さな文字で詳しい内容を解説しています。
「何だこれは?と思った方もいるかもしれませんが、ネット上では評価の声が多く上がっているようです。そうした声をいただけたのは、うれしいです」と福島課長。その上で、こう付け加えます。
「ポスターの狙いは『こうした仕事をすると自分に悪影響があるんだ』ということを知ってもらい、未然に防ぐことです。その結果が、街の安全・安心につながっていくと思います。ポスターがそのきっかけになればと思います」
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