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「晴れ、ときどき紙吹雪」 広島パレード、粋な天気予報に込めた思い
ウェザーニューズが伝えた広島の天気予報が話題になっています。
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ウェザーニューズが伝えた広島の天気予報が話題になっています。
気象情報会社のウェザーニューズ(本社・千葉市)が5日に伝えた、広島の天気予報が話題になっています。当日にあったプロ野球・広島カープの優勝パレードを意識した粋なコメントが書かれているのです。「普段から身近に感じてもらうことで、いざという時に頼ってもらえる存在になりたい」。そんな思いで書いたそうです。
「今日のweathernews イケメンかよ」という文字とともにツイッターに投稿された、広島の天気予報の画像。コメント欄には「晴れ時々紙吹雪」というタイトルで、こう書かれています。
「今日も青空が広がり穏やかな陽気。ただ平和大通りでは紙吹雪が舞う可能性があります。7カ月にわたる熱狂と興奮に対する感謝で気温よりも少し暖かく感じられます」
5日に開かれた広島カープの優勝パレードを意識した文章で、「粋だ!」「気遣いに感謝」といった声が上がっており、このつぶやきはリツイートが2千を超えています。
「平和大通りでは紙吹雪が舞う可能性があります」という部分については、紙吹雪は実施できないようだったので、いったん公開後に「街は紅葉前線が来る前に真っ赤に染まりそうです」と変更し、タイトルも「紅葉よりも赤く染まる」と変えたそうです。
このコメント付き予報を出したのはウェザーニューズです。広報担当者によると複数人で意見を出し合いながら文章を決めたそうです。
「25年ぶりの優勝に地元の方々も盛り上がっていると聞いて、今回はこのようなコメントにしました。『感謝』という言葉は、ぜひ入れたいと思っていました。天気が悪かったらできなかったので、よかったです」
ウェザーニューズでは、男子サッカー日本代表の試合がある時に「サムライブルーの青空に」といった表現を使うなど、過去にもこうした取り組みをしてきたそうです。
なぜ、こうした取り組みを続けているのか? 広報担当者はこう話します。
「普通にコメントを書いても、読み流されてしまいます。普段からこうしたコメントを書くことで身近に感じてもらい、いざ災害時などに頼ってもらえる存在になりたいんです」
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