MENU CLOSE

コラム

もったいないと意地汚いの差って…〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く

漫画家・吉谷光平さんが食品ロス問題について描きました。

漫画「食べ物を捨てる」の一場面
漫画「食べ物を捨てる」の一場面 出典: 作・吉谷光平

 米一粒残さず食べるのが「食べ物への礼儀」。でも、「意地汚い」と何が違うの?……ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが、日本の文化について描きました。

【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」
漫画「食べ物を捨てる」
漫画「食べ物を捨てる」 出典: 作・吉谷光平
 食べられるのに捨てられる「食品ロス」。世界では毎年、生産される食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられているそうです。
漫画「食べ物を捨てる」の一場面
漫画「食べ物を捨てる」の一場面 出典: 作・吉谷光平
 食べ残しが作法と言われた中華料理ですが、食品ロスの問題に取り組んでいる店もあります。横浜中華街で年間10万を超える客を迎えるという店では、求めに応じ一皿の量を少なくし、食べ残しを持ち帰る「ドギーバッグ」を勧めています。
漫画「食べ物を捨てる」の一場面
漫画「食べ物を捨てる」の一場面 出典: 作・吉谷光平
 朝日新聞の取材に対し、支配人は「食べきれない量を出すのが礼儀。食べきるのは失礼。そういう中国文化はありますが、お客様のため、そして経費を考えて取り組んでいます」と話します。
漫画「食べ物を捨てる」の一場面
漫画「食べ物を捨てる」の一場面 出典: 作・吉谷光平
 持ち帰りは、場の雰囲気次第。式次第のあるような宴席ではやりにくいですが、アットホームなテーブルには、衛生上可能と判断できる範囲で、「持ち帰れますよ」とプラスチック容器を用意します。「おなかいっぱいだが、ほかにもっと食べたかった」「夕食をつくる手間が減る」と喜ぶ客が圧倒的だそうです。店は、捨てる量を減らせるとともに、食後の片付けにかかる時間や手間という人的コストを省けます。
漫画「食べ物を捨てる」の一場面
漫画「食べ物を捨てる」の一場面 出典: 作・吉谷光平

 【よしたに・こうへい】 26歳の漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。現在は月刊ヤングマガジンで「ナナメにナナミちゃん」を連載中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます