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コラム

あなただけの金メダルを…〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く五輪

ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが、五輪について描きました。

「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平

 五輪4連覇を逃し、涙したレスリングの吉田沙保里選手。みなさんにとって金メダルとは何ですか――。ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが、五輪について描きました。

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「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
 日本は今大会で金12、銀8、銅21の計41個のメダルを獲得。目標の金メダル14個には届きませんでしたが、メダル総数は世界7番目で、前回ロンドン大会の38個を上回り、史上最多となりました。
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
 4連覇を狙ったレスリング女子の吉田沙保里選手は決勝で敗れました。「取り返しのつかないことをしてしまった」とカメラの前で何度も謝る姿に、ネット上では「そんなことない」「謝らないで」といった声が多く上がりました。勝ち続ける重圧、国民栄誉賞受賞者、レスリング界の顔としての責任、最愛の父の死。そして、日本選手団の主将――。いくつもの重い荷物を背負ってきました。
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
 五輪3大会連続で金メダルを獲得した柔道の野村忠宏さんは「選手はみな結果を残すために一日一日を過ごしてきた。五輪はチャンピオンスポーツ。勝者になれる選手は圧倒的に少ない。だからこそ、目に見えるものだけでなく、目に見えないものを大事にしたい」と話します。
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
 五輪4連覇を阻んだ米国のヘレン・マルーリス選手は「沙保里とレスリングするのをずっと待ち焦がれていた。彼女は今もヒーローです」と語りました。吉田選手にあこがれ、背中を追い続けてきた登坂絵莉選手、川井梨紗子選手、土性沙羅選手も金メダルを獲得しました。試合に勝つことだけでなく、「絶対女王」として君臨し続けてきた吉田選手がレスリング界にもたらしたもの。そして、試合後に涙する姿を見た人々の心に刻まれたもの。目には見えなくても、その功績の大きさは多くの人が感じたはずです。
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平
「自分に優しい金メダル」=作・吉谷光平

 【よしたに・こうへい】 26歳の漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。現在は月刊ヤングマガジンで「ナナメにナナミちゃん」を連載中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。

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