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1日500個売れる! 人気の「すいぞくパン」とは? 京都水族館に聞く
1日500個も売れている名物パンが、ツイッターで話題になっています。しかも、売っているのはパン屋ではなく「水族館」。
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1日500個も売れている名物パンが、ツイッターで話題になっています。しかも、売っているのはパン屋ではなく「水族館」。
1日約500個も売れている名物パンが、ツイッターで話題になっています。しかも、売っているのはパン屋ではなく「水族館」。カメやイルカの形をした、その名も「すいぞくパン」です。発売している京都水族館に話を聞きました。
8月6日、「可愛すぎて震えてる」という文言とともにツイッターに投稿された京都水族館の「すいぞくパン」の画像。
甲羅がメロンパンになったカメや、クッキー生地でトレードマークの3本帯を表現したカクレクマノミなどが掲載されています。
このツイートが「めちゃめちゃ可愛い」「絵本『からすのパン屋さん』を思い出した」「他の水族館でも売ってるとこがあるよ」と話題になり、リツイートは3万5千を超えています。
京都水族館内で販売している、すいぞくパン。時期に応じて販売されるパンの種類は異なりますが、価格はいずれも税込み330円です。
毎朝焼きたてで、ひとつひとつ手作りのため、かたちも微妙に異なっている点も人気の秘訣で、1日約500個も売れるそうです。
通年販売のずいぞくパン以外にも、期間限定で約6人前の大きさのかき氷「ゾウガメガ氷」や「アユの塩焼きドッグ」など、ユニークな商品を販売しています。
そんな京都水族館の広報担当者に、すいぞくパンについて話を聞きました。
――いつから発売しているのでしょうか
「2012年のオープン当初より販売しています。近隣のパン屋さんから、水族館にちなんだパンを作れないかという提案をいただき、商品化しました」
――どこで作っているのでしょうか
「京都市右京区のサニーサイドベーカリーから毎朝、焼きたてを京都水族館に直送しています」
――毎日販売していますか
「毎日販売していますが、夕方ごろに売り切れる日もあります」
――日によってパンの種類は違うのですか
「8月31日までの期間は、カメ(抹茶ビスケット、ココア、メロンパン)、ゴマフアザラシ、オオサンショウウオ(期間限定マンゴークリーム)の5種類を販売しています」
――人気のパンは
「カメです」
――現在は販売していない種類もあるんですか
「過去に販売していたすいぞくパンは、サメとエイです。イベントや期間限定でカエル、カメ黒ロンパン、恐竜パンを販売していた時期もあります」
――商品化する上で苦労した点や工夫した点は
「手作りで、とても手間ひまをかけて作っています。かわいく仕上げるポイントは目ですね。顔がくずれないように可愛く仕上げることに苦労しています。種類の多さも工夫した点のひとつです」
――パン目当てに来館する人もいるのでは
「ご来館頂く際に、『すいぞくパンはまだありますか?』とお問い合わせを頂くことはあります」
――「ここに注目」という点を教えてください。
「見た目の愛らしさはもちろん、国産の小麦粉を使い、前日の夜からじっくり発酵させて、ひとつひとつ丁寧に形作っています。生地がふわっとしているので、モチモチの食感をお楽しみください」
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