話題
「初体験は18の夏がいい」 参院選、意表を突く投票呼びかけポスター
国政選挙で初めて18歳以上が投票出来るようになった今回の参院選に向け、意表を突いたフレーズで若者に投票を呼びかけるポスターが作られました。
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国政選挙で初めて18歳以上が投票出来るようになった今回の参院選に向け、意表を突いたフレーズで若者に投票を呼びかけるポスターが作られました。
「初体験は18の夏がいい」「CDを買わなくても投票できます」「大人の責任は10代でとろう」――。国政選挙で初めて18歳以上が投票出来るようになった今回の参院選に向け、意表を突いたフレーズで若者に投票を呼びかけるポスターが作られました。企画したのは、和歌山県内の学生や社会人らで作る「和歌山リア10(じゅう)プロジェクト」。発起人に話を聞きました。
プロジェクトは先月、「和歌山の10代投票率を日本一にしよう」と、県内の学生や社会人ら数人が立ち上げました。
ホームページで投票までの流れを説明したり、若者座談会をインターネットで同時配信したり、ツイッターで「#和歌山の10代投票率を日本一にしよう」というハッシュタグ付きでつぶやくよう呼びかけたり。
ツイッターには、自分たちで制作したポスターの画像を次々に投稿しています。
「キミのつぶやきは、政治家の声よりも、同級生を動かす」
「歴代の総理大臣も果たせなかった10代での投票を果たそう」
「学級委員長を決める時に、半分欠席したらヤバくない?」
「大切な『初めて』は信頼できる人にささげよう」
「和歌山ラーメンみたく、どろどろの政治家が選ばれないように」
プロジェクトの発起人は、和歌山大学3年の小幡和輝さん(21)。小学校時代から引きこもり生活を繰り返してゲームに没頭しましたが、定時制高校に通いながらイベント企画会社を立ち上げ。高校生だけで経営するカフェをオープンさせた経験もあります。
今回のプロジェクトの狙いについては、「選挙管理委員会がやれていない、オンラインでの若者向け啓発をやろうと考えたんです」と話します。
作ったのはポスターですが、張り出すためではなくネット上で拡散されることを狙って制作。メンバーであるコピーライターやデザイナーが考えたものの中から、クスッと笑えるものや、読んでなるほどと納得できるものなどを選んだそうです。
「まじめすぎると拡散しないし、軽すぎて遊びだとも思われたくありませんでした。そのバランスに一番工夫を凝らしました」と小幡さん。他県の団体からも「参考になるので教えてほしい」といった声がかかっているそうです。
「投票率は、あと一週間もしないうちに結果がわかります。残りの期間で、和歌山の10代投票率を日本一にできるよう呼びかけたいと思います」
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