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スマホ写真の名作、どうやって撮影? 「鏡の世界」作者に聞いた

「雨の後は世界が分からなくなる」=高野伊乃さん提供
「雨の後は世界が分からなくなる」=高野伊乃さん提供

「雨の後は世界が分からなくなる」。こんな題名でツイッターに投稿された写真が話題を集めています。リツイートは3万5千超。まるで鏡の世界で、「幻想的」「もはや芸術」と驚くコメントが寄せられています。どうやって撮ったのか、写真への思いは――。撮影した大学生に聞きました。

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カギは「逆転」の発想 加工アプリ駆使

地面を境に、黒い傘が上下対象にうつるこの写真。水面と思われる下側の世界が、水面とは思えないほどきれいに広がっています。そして、真ん中より上にはもやのようなものが。不思議な感覚になります。


どうやって撮ったのか?

撮影した、埼玉県に住む大学生の高野伊乃さん(@blue_heart1208)に聞きました。

雨上がり、地元の住宅街で水たまりを見つけた高野さん。手に持っていた傘を水たまりの向こうに置き、スマホを地面ぎりぎりまで近づけて撮影したといいます。でも、これだけではただの雨上がりの写真です。

実はこの写真、上下をひっくり返しているのです。「反転させる考えは、加工している途中で思い付きました」と高野さん。さらに、写真を明るく加工したことで、鏡の世界を創り出すことに成功しました。

AndroidのAQUOSPHONEのSH-01Fと、写真加工アプリのSnapseedを使ったそうです。

写真を再びひっくり返してみました。元はこんな世界だったんですね
写真を再びひっくり返してみました。元はこんな世界だったんですね

「友達が待ち受けに使ってくれた。それが嬉しくて……」

カメラは持っておらず、ふだん使っているスマホで写真を撮っているという高野さん。きっかけは、3年ほど前でした。ガラケーで撮った空の写真を、友人が携帯電話の待ち受け画像にしてくれたのです。「とても嬉しかったので、それからどんどん写真を撮り始めました」(高野さん)

いまは、どんなことを心がけながら撮っているのか。「万人受けする写真、見る際に予備知識が要らない写真を撮りたいと思っています」と教えてくれました。

ほかにも「夕景に塗られた帰り道」「吹いて飛ぶような日々」など、日常との静かな対話が伝わってくるすてきな写真を撮っています。

「夕景に塗られた帰り道」=高野伊乃さん提供
「夕景に塗られた帰り道」=高野伊乃さん提供
「吹いて飛ぶような日々」=高野伊乃さん提供
「吹いて飛ぶような日々」=高野伊乃さん提供

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