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ネットの話題

のりたま原料に「こしあん」 ネット上に驚きの声、丸美屋の回答は…

ふりかけの代名詞ともいえる丸美屋の「のりたま」。その原材料名の欄に「意外なものが入っている」と話題になっています。

のりたまのパッケージ。裏面に「こしあん」の文字がある
のりたまのパッケージ。裏面に「こしあん」の文字がある 出典: 丸美屋提供

目次

 ふりかけの代名詞ともいえる丸美屋の「のりたま」。その原材料名の欄に「意外なものが入っている」と話題になっています。その原材料は「こしあん」。あのシンプルな商品のどこに「あんこ」が使われているのか? 丸美屋に話を聞きました。

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のりたまの製造過程。海苔を焼いてカットする
のりたまの製造過程。海苔を焼いてカットする 出典: 丸美屋提供

のりたまとは


 のりたまが誕生したのは1960年。魚を主原料としたふりかけが中心だったなか、当時高級品だった「のり」と「たまご」を手軽に楽しめる商品として世に出ました。価格は山手線の初乗り運賃が10円だった当時、20g入りが30円でした。

 パッケージデザインには「ニッカウヰスキー」のラベルに描かれている「ヒゲのおじさん(キング・オブ・ブレンダーズ)」で有名な大高重治氏を起用。当時は食品になじまないと敬遠されていた緑色を使い、ごはんにふりかけをかけるイメージで「のりたま」の商品名を大きく斜めにレイアウトしました。

 味・パッケージともに珍しく、のりたまはあっという間に人気商品に。今年で販売56年目を迎えたロングセラーです。

のりたまの製造過程。たまごや調味料などの材料を入れて混合
のりたまの製造過程。たまごや調味料などの材料を入れて混合 出典: 丸美屋提供

原材料の欄にありました


 そんなのりたまに「あんこ」が使われているとツイッターで話題になっています。ネット上では「ビックリ」「なんで?」「謎が深まるばかり」といった声が上がっています。どうやらこの話、数年前から定期的に話題になっているようです。

 たしかに裏面にある原材料名には、重量の多い順に「胡麻、鶏卵、砂糖、小麦粉、乳糖、大豆加工品、食塩、海苔、こしあん……」と記載があります。重量的には「さば削り節」よりも多いようです。

 さらにホームページのQ&Aには「ふりかけに『こしあん』を使っているって本当ですか?」という質問も掲載されています。

 その回答は「ふりかけの中には『こしあん』を使用した商品があります。この『こしあん』は和菓子などによく使われている『餡子(あんこ)』ではなく、豆を粉末状にしたもので甘さなどはありません」とあります。

のりたまの製造過程。さば節を削って、削り花の状態にしている
のりたまの製造過程。さば節を削って、削り花の状態にしている 出典: 丸美屋提供

丸美屋に聞きました


 何のために「こしあん」が使われているのか? 丸美屋広報宣伝課の担当者に話を聞きました。

 ――こしあんは、いつから使われているのですか

 「1960年の発売当初からです」

 ――どのような役割なのでしょうか

 「申し訳ありませんが、企業秘密に関わってくるため、ホームページに書かれていること以上は申し上げられません。通常の甘いあんこではないことは確かです」

 ――もう少しヒントをいただけませんか

 「のりたまは6種類の具材からできています。たまご顆粒・たまごそぼろ・焼き海苔・胡麻・抹茶塩・さば削り節です。そのいずれかの中に使われています」

 ◇ ◇ ◇

 企業秘密ということで、詳しくは教えてもらえませんでした。ネット上では「隠し味」「色をつけるため」「食感をよくするため」といった推測が出ています。

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