「美少女戦士セーラームーン」「おはよう！スパンク」など数々のヒット作を生んだ少女マンガ雑誌「なかよし」（講談社）。創刊６０周年を記念して１９日、公式サイトに過去の表紙写真を検索できるコーナーができました。カラオケの「あの年のヒット曲」検索のように、いろんな年代の女性がそれぞれの少女時代の思い出をよみがえらせられる、粋な趣向です。

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関連リンク：なかよし60周年を記念した表紙検索のページ

セーラームーン・スパンク・さくら……多くの男女ファン

　「なかよし」は、鳩山由紀夫元首相のおじいちゃんである一郎氏を初代総裁として自由民主党が誕生した１９５５年の１月創刊号でスタート。少女マンガ雑誌の草分けとして、後発の集英社「りぼん」や小学館「ちゃお」と激しい部数競争を繰り広げながら数多くの名作を育ててきました。
　「おはよう！スパンク」「美少女戦士セーラームーン」「カードキャプターさくら」といった、アニメやキャラクターグッズが男女問わず根強い支持を集める作品も多くあります。

ミュージカル上演などスピンアウト企画も人気の「美少女戦士セーラームーン」＝2013年8月4日 出典： 朝日新聞

水森亜土・ＣＤロム……時代映すふろくたち

　今回の６０周年特設コーナーでは、５５年から２０１５年まで、各年の１月号の表紙をアーカイブとして検索・閲覧できます。
　お正月仕様で気合の入った晴れ着姿のモデルの女の子の写真やキャラクターイラストのほか、単行本にはない大きな魅力の一つである特典ふろくの説明もあります。
　１９５７年は「こけしてちょう、日本名所アルバム」、７０年は「水森亜土先生のお正月おしゃれバッグ」、２００６年は「年賀状が作れる　なかよしハガキ作成ソフトＣＤ―ＲＯＭ」……と、ふろくの目録を眺めるだけでも、世相や流行、テクノロジーの進化を感じさせます。

　ほかにも６０周年記念として公式サイトでは、読者投票による歴代人気コミックの復刻電子版公開などの企画を用意しています。

「なかよし」の６０年、表紙の変遷で振り返る

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