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ロンブー淳、コピペ記事に激怒「取材に来いよ!」 真意を聞いてみた

ロンブーの田村淳さんが、ラジオ番組の発言をネットニュースに「コピペ」されたとしてツイッターでつぶやいたことが話題に。その真意を取材しました。

「ネットニュースだけですべてを知った気になっているという感覚が蔓延しているのはよくない」と語る、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
「ネットニュースだけですべてを知った気になっているという感覚が蔓延しているのはよくない」と語る、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
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ニュースは多面的な目線で

ーー芸能人によるネット発信の良い面と悪い面は

「良い面は、テレビやラジオの収録のものに関して、編集という作業が加えられて自分の真意でないものが放送された場合、出演者として『いや、あそこはこうだ』とか『ここは間違っている』とか発信ができることはメリットだと思います。ものすごく。でも誤解された部分が一気に拡散されると、僕のツイッターに160万人のフォロワーがいたところで結局、『これ違うんだよな、ニュアンスが違うんだよな』って訴えたところで、それよりネットニュースで記事を見た人の方が多いんで、勝てないというか、どんだけ真実を訴えても真実じゃないことが多数派であったら、それが真実に変わっちゃうんで、そこの向き合い方が難しいかな。マイナス面。太刀打ちできないんでメディアに」

ーーネットニュースとの正しい付き合い方。特に若い子はどう距離を取っていけばいいですか?

「先ほども言ったように、記者の名前がきちんと出ている記事や一つの方向だけではなくて、違う角度ではどうやって言っているんだろうっていう目線を持つことができないと、今の時代はしんどいのかな」

「ネットニュースをうのみにしている人が多いけど、それだけだと自分の中に情報を読み解く力が生まれてこない。『Aの意見があるBの意見がある、どっちの方がしっくりくるんだろう』とかどっちの方が真実だと思うかとか。結局情報はただの情報であって真実ではないと思って、かかった方がいいと思う」

インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影

コピペ記事も「表現の自由」

ーー世間がネットニュースをうのみにしているのはどういう時に感じますか?

「街を歩いていて、『ニュース見ました』って言われて、そのニュースを俺見てないから『何のニュース』って聞いたら『番組でこんなこと言ってたんでしょ』みたいな。『えー、その番組見たの』って言ったら『いや、ネットニュースで出てました』って」

「番組見ろやって思っちゃう。ネットニュースだけですべてを知った気になっているという感覚が蔓延しているのはよくない。ネットずっと見ていれば芸能の情報が入ってくると思っちゃうんですよ。こういう記事が蔓延しちゃうと。テレビ界にとってマイナスだし、雑誌界にとってマイナスだし、新聞の世界でもマイナスにつながるから、みんなでこぞってこういうのをやっつければと俺は思うんですけど(笑)。なかなかつぶせないですよね」

ーー淳さんとしてはコピペ記者は排除すると

「排除するというか、いてもいいけど、『相手にされないメディアだ』みたいな方がいいかなと。だって書くのは自由だし、表現するのは自由だから。ただ、みんながあまりにも重きを置いていることがよくないというか」

ーーいてもいいけど相手にするなということですか?

「うんうん。昔は紙の媒体でもそういう雑誌があったじゃないですか」

インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影
インタビューに答える田村淳さん=東京都・六本木、安冨良弘撮影

やっぱり会って感じたい

ーー記事が好意的な内容でも、事実の羅列では納得いきませんか?

「絶対取材した方がより近づくんで。何かを通してだと、ただの感想文なんで。やっぱりその人の目と目をみて、触れて、人間を見てもらわないと伝わらないことが大きいなと思います」

「SNSってすごい便利なものができたけど、本当の人間、その人を知るためには、会って、話してっていうのがなくなってきちゃうと、人間のコミュニケーションが変わっていくような気がするんですよね。ネットで出会うことは悪いことじゃないんですけど、最終的な判断はやっぱり会って目をみてその人の空気を感じて知ってほしいなと思いますけどね」

「僕はできれば、俺のこと誤解している人が多いんで1億2千万人全員と会いたいと思うんですよ。そんな旅ができたらいいなと思っています。『ほらあったら違うでしょ』みたいな。『あってもテレビのままですね』という人もいますけど」

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