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モーニング娘。の新リーダー譜久村聖 「つんく♂さんの選択は愛」
道重さゆみさんが卒業した「モーニング娘。」。育ての親・つんく♂の声帯摘出も重なり、今後どう生き残るのか。新リーダーの18歳・譜久村聖さんが独占インタビューで語ってくれました。
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道重さゆみさんが卒業した「モーニング娘。」。育ての親・つんく♂の声帯摘出も重なり、今後どう生き残るのか。新リーダーの18歳・譜久村聖さんが独占インタビューで語ってくれました。
11年間在籍しリーダーも務めたエース、道重さゆみが昨秋卒業した「モーニング娘。」。グループの育て親・つんく♂の声帯摘出を乗り越え、“AKB48全盛”のアイドル時代でどう生き残るのか。「(世間は)道重さん以外は知らない、という状況から自分たちでまた作り上げていきたい」。最年少で新リーダーになった譜久村聖(ふくむら・みずき、18歳)が、独占インタビューで語ってくれました。
「(声帯摘出のニュースに)最初はすごくびっくりしました。これまでのいろんな曲につんく♂さんの声がたくさん入ってて、それがなくなってしまうとしたら寂しいです。でも、大切にしてきた声をなくしてしまうのは悲しいけど、家族のために、という愛のある選択だと思います。リハビリも進めていて、さすがつんく♂さんだと思いました」
---譜久村は2008年、モーニング娘。などを擁する「ハロー!プロジェクト」に加入。芸能活動のイロハをつんく♂にたたき込まれてきた。新メンバー4人(12期)が加わった「モーニング娘。’15」が4月15日に発売したCDでも、新曲『青春小僧が泣いている』『夕暮れは雨上がり』で、つんく♂が作詞・作曲。つんく♂は自身のブログで、新曲について「いろいろあるのが人生、泣きも笑いも出会いも別れも」「先に進むんだ。前へ行くんだ。そういう気持ちを歌にしました」とつづっている。
「今回の新曲を改めて聞くと切なくなります。『これができなかったら、今度はこうやってみよう』と考えられるつんく♂さんって格好いい。つんく♂さん自身、そういうことをデビューのときからずっと教えてくれたので・・・だからこそ、私たちも前向きでいられました」
「私たちが先輩メンバーの卒業や、自分の行く道で悩んだ時、つんく♂さんはいつも『大丈夫だよ』とか『期待してるで!』って言葉をかけてくれました。新曲の『青春小僧』の中にもそんな歌詞があります。不安な気持ちを曲で元気にしてくれるし、勇気をくれる。今度は私たちが歌で(つんく♂やモーニング娘。の)ファンのみなさんを元気にしていきたいです」
---譜久村は「ハロプロを知らない人は人生の10割損している」という発言など、熱烈なハロプロ愛で知られる。その大きな部分を占めるのが、独特の言語感覚を持つ、つんく♂の曲だという。
「一日中頭から離れないんです。つんく♂さんの歌詞っていろんな捉え方をできるから、その時々の自分を乗せることができる。タイトルを聞くと変だし、今回も『青春小僧って誰?どういう意味?』って思うんですけど、はまっちゃうんです」
「一曲全体を通してストーリーを感じるんじゃなくて、歌詞の部分部分でわかってくるんです。いつも歌詞の裏テーマを探して、つんく♂さんにメールで“レポート”を送ったり、『どう考えてもわかりません!教えてください』と聞いたりしてきました。歌い方にしても、私はつんく♂さんのひねり方が大好きなんです」
---現在、新体制で初めての全国ツアー中。5月末には日本武道館での公演もある。つんく♂の“教え”をどう活かすのか。
「今回のツアーは、モーニング娘。の歴史を感じて頂けるはずです。私たちも、自分たちが『サマーナイトタウン』や『Memory青春の光』のような初期の歌を歌えると思っていなかったので、すごくうれしかった。憧れの先輩のパートを歌える、継承していけるのがモーニング娘の良さ。今のメンバーは2011年以降の加入で、モーニング娘。の初期には生まれていないメンバーもいます(最年少の羽賀朱音は中澤裕子卒業後の02年生まれ)。でも、先輩には負けたくありません。なっちのパート、じゃなくて今のメンバーのパートとして聞いてほしいです」
「(2011年に)私たち9期が加入した時は、『リハーサル室から出ていけ!』と怒られてばかりでした。だから、今の12期にも最初は不安を感じて、自主練習をもっと入れてください、とマネジャーさんに頼み込んで。12期も必死で覚えてくれました」
「リーダーとしては、(ステージ上で)もっと自分の言葉で、そのときの自分の感情を伝えたいです。道重さんの最後のツアーでの言葉は、すごく心に響いてきました。でも、それを私が言っても私の言葉にならない。リーダーらしくとは思わずに、下手でも自分が思った感情で伝えていきたいです」
---ハロプロは、この1、2年で大きな転機を迎えている。11年間活動した「Berryz工房」の無期限停止、スマイレージの「アンジュルム」への改名や増員。「Juice=Juice」「こぶしファクトリー」(←この命名にもあぜんとさせられる)、「カントリー娘。」改め「カントリー・ガールズ」などの新ユニット結成・・・。02年の後藤真希の卒業に始まり、ファンに“ハロマゲドン”と称された大規模再編にも匹敵する節目だ。譜久村は今回の“第2次ハロマゲドン”をどう見ているのか。
「真野恵里菜さんがハロプロを卒業したあたり(2013年)から変わったな、と思いました。その後も道重さんの卒業(14年)やBerryz工房の活動停止(15年)で、大好きな先輩が卒業しちゃって・・・。自分の心がついていけませんでしたし、自分の好きなハロプロがどうなっていくのか心配になりました」
「(一般の)皆さんからは『道重さん以外、名前を知らない』みたいに、たぶん言われちゃうと思うんですけど、今後はまた自分たちが作っていかなければ、と思います。ハロプロの中で上から数えると、℃-uteさんがいて、アンジュルム1期の2人がいて、そうすると次はモーニング娘。だから私たちがみんなを引っ張っていかなきゃならない」
---アイドルといえばAKB系やももクロ、という時代が続いている中で、譜久村はモーニング娘。をどんなグループにしていくのか。
「ハロプロしか見てないので、AKBさんには詳しくないんですけど、バラエティー番組とかで見ると、(出演者同士の)返しとかキャラクターとか、尊敬します。私たちは先輩が作ってきたものがあるから、そこを壊しちゃいけない、つなげていきたい、とかいろんな思いがあるんです。モーニング娘。に対する思いは誰よりも強いと思います」
「ただ、AKBさんのように、いろいろな人に覚えてもらえる振り付けはまねしたいです。今の私たちのフォーメーションダンスは複雑で、覚えるのも大変。だから皆さんにも覚えてもらえる『LOVEマシーン』みたいな曲もまた歌いたい、と思っています」
「メンバーでちゃんとモーニング娘。を作ってから、一人一人が目立っていきたい。すごく個性的で楽しいグループなので、メンバーそれぞれを見てもらいたいなと。今はまだ、モーニング娘。っていう名前だけが先走ってる。名前に追いついて、今までのモーニング娘。のイメージとは違うグループにしていきたいです。違った意味で『これがモーニング娘。だよね』と言われるようになりたいです」
(聞き手・朝日新聞文化くらし報道部 鈴木京一)
<ふくむら・みずき> モーニング娘。’15リーダー 1996年生まれ。2011年1月、「モーニング娘。」9期メンバーとして加入。愛称は「ふくちゃん」。今年3月から全国ツアー中。
15日には、朝日新聞朝刊と合わせて巨大な「メガ新聞」も首都圏の一部で宅配されました。(ファイルサイズは2Mバイトあります)
「モーニング娘。’15」のメガ新聞
フクちゃんの想いがたくさん語られているのでこの記事は必読!!
モーニング娘。の新リーダー譜久村聖 「つんく♂さんの選択は愛」 - withnews(ウィズニュース) http://t.co/KsN37b9Xgj #withnews
— ミスケン (@misuken_now) 2015, 4月 16
モーニング娘。の新リーダー譜久村聖 「つんく♂さんの選択は愛」 - withnews(ウィズニュース) http://t.co/NSKKKJtuLW #withnews これ譜久村さんめっちゃ可憐な写真うつりですね。
— ササキ (@sasaki004g) 2015, 4月 16
ふくちゃんのインタビュー記事、内容も良かったし、真野ちゃんの名前が出てきたのもさすがふくちゃん!と嬉しくなった http://t.co/t8sEh6YNP2
— しろう (@kametankawaii) 2015, 4月 16
おそらく、日本有数のハロヲタ記者である、朝日新聞の鈴木京一さんによるふくちゃんインタビュー。動画もあってお得w 昨日の広告のタイアップですね。
http://t.co/hBBVLn2SJZ
— ペペロンチーヌ (@peperon227) 2015, 4月 16
モーニング娘。の新リーダー譜久村聖 「つんく♂さんの選択は愛」 - withnews(ウィズニュース) http://t.co/r82vl9Hz0M リーダーが今を、そして、未来を語ってくれた事に、意義がある、良いインタビュー記事だった
#morningmusume15
— もと (@motochin0401) 2015, 4月 16