お金と仕事
ケンタッキー、割れたスマホでサイドメニュー無料 PR策に称賛の嵐
ケンタッキーが、クラッシュした画面を見せた人に、飲み物「クラッシャーズ」をプレゼントするキャンペーンを発表しました。SNSでの拡散を狙ったクラッシュ企画の狙いとは?
お金と仕事
ケンタッキーが、クラッシュした画面を見せた人に、飲み物「クラッシャーズ」をプレゼントするキャンペーンを発表しました。SNSでの拡散を狙ったクラッシュ企画の狙いとは?
スマホの画面を割ってしまい悔しい思いをした人に朗報です。ケンタッキーが、クラッシュした画面を見せた人に、飲み物「クラッシャーズ」をプレゼントするキャンペーンを発表しました。企画会議の様子をブログ形式で公開するなど、SNSでの拡散を狙った工夫が随所に見られる今回のキャンペーン。狙い通り、ツイッターやフェイスブックで多くの人が反応しています。
ケンタッキー広報部によると、「クラッシャーズ」のキャンペーンは、3月1日の恵比寿駅前店(東京都渋谷区)で1日限定、1店舗限定の企画です。当日正午から午後9時に来た人で、割れた画面を見せた人全員に、その場で「クラッシャーズ」が無料でプレゼントされます。
「クラッシャーズ」だけもらって帰ることもできるそうですが、「できるだけチキンも楽しんでもらえるとうれしいです」とのことです。
ケンタッキーは、昨年9月にも、文字の上にチキンが載っている実用性ゼロのオリジナルキーボードをプレゼントするキャンペーンを実施。その時には、「チキン型イヤリング」や「チキン型USBメモリ」なども開発し、話題を呼びました。
一見、ウケ狙いに見えるケンタッキーの取り組みですが、もちろん、そこには新しいお客を増やしたい企業としての戦略があります。
「クラッシャーズ」は、元々、女子高生に人気があり「シェイクでもスムージーでもない」というケンタッキー独自のサイドメニューとして一定のファンがいました。
一方で、男性客への認知度はいま一つという課題がありました。ケンタッキー広報部によると、今回のキャンペーンの狙いは、ネットで拡散させる(バズらせる)ことで、「クラッシャーズ」を知らなかった人たちに知ってもらうことだったそうです。そのため、企画はウェブ広告で定評のある企画会社「バーグハンバーグバーグ」に依頼。企画会議の様子をブログ形式で公開し、読んでも面白い内容に仕立てました。
割れていない人には、ハンマーも貸し出されるなど、思わずSNSに投稿して、ひとこと言いたくなるネタも用意されています。
2月25日の告知直後から、ツイッターやフェイスブックで次々と拡散され、初日で2万ツイートに届く勢いです。ネタとして面白がられたことで、普通なら「クラッシャーズ」と接点がなかった人にも共有されているようです。
ケンタッキー広報部は「いろいろなお客様に面白がってもらえたらうれしいです」と話しています。