プロ野球ＤｅＮＡの中畑清監督が、沖縄・宜野湾での春季キャンプで「絶好調」ぶりを見せています。毎朝の散歩で歌謡曲を歌って報道陣を「ひとり歌謡ショー」に巻き込み、元大リーガーの松井秀喜さんを視察に引っ張り出しました。今のところ今季の優勝候補には挙がっていませんが、開幕に向けてチームの雰囲気は盛り上がっているようです。

【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」

「アナ雪」の替え歌も披露

　自らのレコードを出すぐらいカラオケ好きな中畑監督。
　キャンプ２日目、突然防波堤によじ登って加山雄三「海　その愛」を歌い出しました。以来、毎朝３～４曲を気持ちよさそうに歌います。
　演歌や懐メロが中心ですが、「最近の曲を」とリクエストを受けると、「ほら、あれだ、雪姫」と「Ｌｅｔ　Ｉｔ　Ｇｏ～ありのままで～」（Ｍａｙ　Ｊ．）を披露。
　「♪ありの～ままの～姿見せるのよ～常に～見せるわ～私は見せすぎ～」。こんな自作の歌詞をつけることもよくあります。

【動画】早朝散歩で自慢ののどを披露するＤｅＮＡの中畑監督＝渡辺芳枝撮影 出典： 朝日新聞

　日刊スポーツによると、ほかに披露したのは、ＳＭＡＰの「世界に一つだけの花」、松村和子の「帰ってこいよ」、報道陣から教えてもらったＡＫＢ４８の「恋するフォーチュンクッキー」など。レパートリーは豊富なようです。

　朝の散歩で口ずさんだのは、報道陣から教えてもらったＡＫＢ４８の「恋するフォーチュンクッキー」からスタート。
　ＳＭＡＰの「世界に一つだけの花」、そして松村和子の「帰ってこいよ」の３曲。散歩の途中でファンから「もう歌はないんですか？」と尋ねられると「レパートリーがなくなってきました！」。歌謡本を見て勉強するそうです。

キヨシのど自慢　レパートリーなくなる？ - プロ野球ニュース : nikkansports.com

ゴジラ松井のサイン会まで実現

　また、中畑監督の「しつこい誘い」で、元巨人で大リーグでも活躍した松井秀喜さんが視察に訪れました。
　松井さんにとって出身球団でもないＤｅＮＡ。当初はキャンプ訪問すら断っていましたが、「しつこく誘われて」視察が実現。最後まで拒んでいたフリー打撃も、結局は応じて柵越えを披露し、子供たちを対象にしたサイン会まで開きました。
　松井さんは「野球がんばって」などと声をかけながら、訪れた小学生以下の２０７人全員にサイン。そんな松井さんの「神対応」ぶりに、中畑監督も「ファンあってのプロ野球だからね。本当に良かったよ」と喜びの表情を見せていました。

２０７人にサインを書ききった松井秀喜さん（右）。サインをもらった女の子もうれしそう 出典： 朝日新聞

監督のお面にためらいなく…

　そんな中畑監督は、選手からも親しまれて（？）いるようです。
　節分の２月３日、筒香嘉智、梶谷隆幸両選手が豆まきをしました。
　鬼役になったのは、中畑監督のお面をかぶった報道陣。梶谷選手は「めっちゃ投げやすいです！」と笑い、大量の豆をためらうことなくぶつけていました。

豆まきの的は中畑監督（のお面）。ためらいなく豆を投げつけられた 出典： 朝日新聞

【関連リンク】プロ野球・キャンプの素顔：朝日新聞デジタル