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マッサンのエマ好演、優希美青さん 「小野寺ちゃん」の原点に震災
優希美青さんが、NHKの連続テレビ小説「マッサン」でエマ役好演しています。同じ朝ドラ「あまちゃん」で注目された優希さんは、福島県出身。デビューのきっかけは震災でした。
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優希美青さんが、NHKの連続テレビ小説「マッサン」でエマ役好演しています。同じ朝ドラ「あまちゃん」で注目された優希さんは、福島県出身。デビューのきっかけは震災でした。
俳優の優希美青(みお)さんが、NHKの連続テレビ小説「マッサン」で、マッサンとエリーの養女エマ役を好演しています。同じ朝ドラ「あまちゃん」で注目された優希さんは、福島県出身。デビューのきっかけは震災でした。
優希美青さんは、2011年の東日本大震災をきっかけに、「東北を元気にしたい」と、震災の翌年の2012年、ホリプロタレントスカウトキャラバンのオーディションに応募しました。中学1年でグランプリを獲得、芸能界にデビューします。映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」や「乙女のレシピ」などに出演しています。
優希さんを一躍、有名にしたのは「あまちゃん」です。宮城出身という設定で、アイドルグループGMT47のメンバー小野寺ちゃんこと、小野寺薫子役として登場。ドラマのヤマ場、震災の場面では迫真の演技を見せ、話題になりました。
優希さん自身も震災を経験しています。震災のシーンについて優希さんはこう語っています。「ドラマの中でも東日本大震災が起こり、つらくて泣くこともあるんですけれど、私自身が経験したことなので納得して演じられました。『小野寺ちゃん』の頑張りが、東北の方々を勇気づけられればいいなと思います」
優希さんは、避難所で生活していた時期もありました。家族と愛犬のララと一緒に逃げた時は、避難所に犬を連れていけなかったため、やむを得ず車に残したといいます。その時は、両親が交代で車にいるララと一緒に過ごしたそうです。当時の様子について、優希さんは「ニュースでは、中にはペットを家に残していかなければならなかった人のことを伝えていて、胸が痛みました」と語っています。
「マッサン」では、マッサンとエリーの養女エマ役を演じています。優希さん自身、「マッサン」夫婦の前向きな姿に力をもらっていたそうです。「私も加わって、見ている方に元気と勇気を与えたい」と話しています。
役柄のイメージからか、物静かなキャラと思われがちですが、実際は、おしゃべりな性格。「しゃべるし、リアクションがうるさい。精神年齢45歳でしょ、とか昭和っぽいって言われます」。これからは、見た目とギャップのある役に挑戦したいそうです。