お金と仕事
スカイマーク支援のインテグラルとは? ヨウジヤマモトなど投資
スカイマークが支援先としている「インテグラル」とは? これまでに「ヨウジヤマモト」や「アパマンショップ」などに投資。取締役には村上ファンド側と交渉した佐山展生氏も。
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スカイマークが支援先としている「インテグラル」とは? これまでに「ヨウジヤマモト」や「アパマンショップ」などに投資。取締役には村上ファンド側と交渉した佐山展生氏も。
スカイマークが支援先にしている「インテグラル」とは、どんな投資ファンドなのでしょうか? これまでに「ヨウジヤマモト」や「アパマンショップ」などに投資。代表取締役には、阪急ホールディングスと阪神電鉄との統合で、村上ファンド側と交渉した佐山展生氏がいます。
スカイマークが支援先としているインテグラルは、2007年に設立された独立系の投資ファンドです。これまで、中堅企業を中心に計10件の投資実績があるといい、長期的な視点で経営支援に取り組んでいるとしています。昨年12月には総額442億円の枠があるファンドを立ち上げていました。
これまで不動産仲介の「アパマンショップホールディングス」や、1000円ヘアカットの「キュービーネット」などへの投資実績があるといいます。昨年12月には総額442億円の枠があるファンドを立ち上げていました。2009年10月には、東京地裁に民事再生法の適用を申請した「ヨウジヤマモト」も支援しています。
代表取締役には一橋大大学院教授で、テレビのコメンテーターとしても知られる佐山展生氏がいます。2006年の阪急ホールディングスと阪神電鉄との経営統合では、阪急側のアドバイザーとなり、阪神株を大量に取得した村上ファンドの村上世彰氏側と交渉にあたりました。
佐山氏は2006年6月、村上ファンド側との交渉を振返りこう述べていました。「経営者が株主への意識を高めたことは間違いない。それは高く評価するが、一方で何も創造していない。経営陣の目が覚めた代償としては、高くつきすぎた」
スカイマークの支援について、インテグラルの担当者は「具体的な支援額などは現時点では公表できない」としていますが、佐山氏は、企業の合併や買収の助言業務の経験が長く、豊富な人脈も生かして支援に取り組むとみられています。