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波瑠、まるで夏目雅子の生まれ変わり オジサンの妄想、完璧に演じる
夏目雅子さんが亡くなって30年。女優の波瑠さんは、その表情やしぐさが、夏目さんをほうふつとさせ、生まれ変わりではないかと言われるほどです。
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夏目雅子さんが亡くなって30年。女優の波瑠さんは、その表情やしぐさが、夏目さんをほうふつとさせ、生まれ変わりではないかと言われるほどです。
夏目雅子さんが亡くなって30年。女優の波瑠さんは、その表情やしぐさが、夏目さんをほうふつとさせ、生まれ変わりではないかと言われるほどです。最新作「アゲイン 28年目の甲子園」では、オジサンの妄想が作り上げたかのような理想の若い女性を、リアリティーをもって演じきりました。
2006年にドラマ「対岸の彼女」でデビューした波瑠さんは、これまで「女の子ものがたり」「ソフトボーイ」や宮藤官九郎脚本のドラマ「ごめんね青春!」などの出演してきました。笑福亭鶴瓶さん司会のトーク番組「A―Studio」ではアシスタントも。番組では、鈴木雅之さんのサングラスが鏡のようで思わず「私が映ってます」と見入るなど、独特の落ち着いた雰囲気のキャラクターが持ち味です。
「アゲイン 28年目の甲子園」では、野球好きの父親を震災で亡くした大学生の戸沢美枝を演じます。野球部OBが集う大会「マスターズ甲子園」事務局でボランティアをしている設定で、父が所属していた高校の野球部OBたちを訪ね、マスターズ甲子園への出場を説得する、けなげな役柄です。
波瑠さんは、2010年8月に甲子園を観戦しています。その時は高めのテンションで「モテるだろうなぁ。女子マネジャーとか、いいな。私がマネジャーだったら、エースとつきあいたい!」と話していました。
一方、演技では、その表情やしぐさが、早世した名女優、夏目雅子さんをほうふつさせると言われてきました。夏目雅子さんは、テレビ「西遊記」(日本テレビ)、「黄金の日日」(NHK)、「おんな太閤記」(同)などに出演。映画では、先日、亡くなった宮尾登美子さん原作の「鬼竜院花子の生涯」でヒロインもつとめ、高い演技力が評価されていました。1985年9月11日、27歳の若さでなくなり、伝説の女優として今も根強い人気があります。1996年に企画された限定100冊の写真集には20万通をこえる応募が集まったほどでした。
波瑠さんは、夏目雅子さんについて、こう話しています。「私が生まれた時には既に亡くなられていました。憧れとか目標とかいう感じではなく、違う世界にいらっしゃる方のように思えます」。そんな波瑠さんですが、「アゲイン 28年目の甲子園」では、普通の女優だったら、現実離れして見えたに違いない、可愛らしくて性格も申し分のない美枝を見事に演じています。正統派の女優、波瑠さんだからこそできた、リアリティーのある演技を見せてくれています。