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【動画】無人ロケット爆発に絶句「・・・」 炎と化したその瞬間

 ISS物資補給船として打ち上げられたNASAの無人ロケットが、打ち上げ直後に大爆発しました。その瞬間をおさえた動画では、思わず絶句する様子が生々しく記録されていました。

28日、NASA施設で爆発した無人ロケット(NASAテレビから)
28日、NASA施設で爆発した無人ロケット(NASAテレビから) 出典: ロイター

目次

打ち上げ直後、あっという間に・・・

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10月28日午後6時半(日本時間29日午前7時半)、米バージニア州ワロップス島のNASA飛行基地にて、無人ロケットが爆発しました。
その瞬間をおさえた動画では、思わず絶句する様子が生々しく記録されていました。
このロケットは、アメリカの民間企業オービタル・サイエンシズ社がNASAの委託を受けて完成させた無人補給船「シグナス」が搭載されており、11月2日に国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ予定でした。

爆発の瞬間をとらえた動画がこちらです。

NASA TV-無人ロケット「アンタレス」、爆発の瞬間(ロイター) 出典: youtube

打ち上げ直後、本当にあっという間に炎に包まれる機体。
幸い、怪我人はいなかったとのことです。

しかしNASAによると、発射直前まで何の異常も見られず、いまだ爆発の原因はわかっていません。

日本で開発されたシステムも搭載されていた

一瞬で炎と化した、ISS物資補給用の無人ロケット。
中には一体何が搭載されていたのでしょう?

国際宇宙ステーション(ISS)
国際宇宙ステーション(ISS) 出典:imasia

シグナス補給船には、約2.3トンものNASAの実験設備が積み込まれていました。
水・食料に加え、隕石の成分を分析する装置や、無重力状態での血流の変化を調べる装置など、さらには機密任務用の装置も積まれていたそう。

また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関連物資や、千葉工業大がNASAと協力して開発した流星観測のための超高感度カメラシステム「メテオ」など、日本で作られたものも搭載されていました。

これまで起きたロケット事故

シャトル・チャレンジャー号の記念碑にささげられた献花=ロサンゼルスで2日、伊藤千尋撮影=2003年2月2日
シャトル・チャレンジャー号の記念碑にささげられた献花=ロサンゼルスで2日、伊藤千尋撮影=2003年2月2日


過去の主な宇宙船・ロケット事故がこちらです。

■過去の主なロケット事故

1971年 ロシアのソユーズ宇宙船、空気漏れで飛行士3人が窒息死

1986年 スペースシャトル・チャレンジャー、打ち上げ直後に爆発、7人死亡

2003年 スペースシャトル・コロンビア、帰還時に空中分解、7人死亡

2003年 情報収集衛星を載せた国産ロケット「H2A」、発射後に補助ロケット分離できず機体爆破指令

2013年 航行衛星を搭載したロシアのロケット、カザフスタンの宇宙基地から発射直後に墜落・爆発
米の無人ロケット爆発、打ち上げ直後 ISS物資補給用:朝日新聞デジタル

今回のような事故を防ぐためにも、原因究明が待たれます。

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