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茨城の自虐PR作戦 今度は人形劇 サンダーバード風?県民性全開
茨城県が運営するインターネットテレビ「いばキラTV」で配信中の人形劇「イバラキ警備隊」が、自虐的に県の魅力を伝えています。主人公は「都会になじめず帰郷した」という設定。独特のPRを繰り広げています。
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茨城県が運営するインターネットテレビ「いばキラTV」で配信中の人形劇「イバラキ警備隊」が、自虐的に県の魅力を伝えています。主人公は「都会になじめず帰郷した」という設定。独特のPRを繰り広げています。
茨城県が運営するインターネットテレビ「いばキラTV」で配信中の人形劇「イバラキ警備隊」が、自虐的に県の魅力を伝えています。主人公は「都会になじめず帰郷した」という設定。都道府県別の魅力度ランキングが最下位になった汚名を逆手に、独特のPRを繰り広げています。
人形劇は、茨城県のイメージダウンを狙う悪の組織に、県民の隊員2人が立ち向かうという設定です。主人公の男性隊員は大学進学で東京に出たけれど、都会になじめず故郷に帰ってきました。東京のビルの大きさに驚くシーンが茨城らしさを醸し出しています。
こんな動画ができた背景には、茨城県に対するイメージの悪さがあります。民間のコンサルタント会社「ブランド総合研究所」が実施した都道府県別魅力度ランキングの調査で、茨城県は2014年、最下位になってしまいました。最下位は2年連続。県は、銀座にアンテナショップを出店させるなど、PRに取り組んできましたが実を結びませんでした。
人形劇を制作するのは、茨城県牛久市在住の映像作家飯塚貴士さん(29)です。2011年には「ENCOUNTERS」が水戸短編映像祭で準グランプリを受賞。今年はNHKEテレで「補欠ヒーロー MEGA3」が放映されるなど、なかなかの実力派です。
監督、脚本から美術、音楽、登場人物の声まで、ほぼ一人で担当しているという飯塚さん。「茨城はいい所がたくさんあるし、悪い所もある。そうしたものを人形劇に詰め込んで、全国の皆さんに茨城のことを知ってもらいたい」と語っています。
茨城の魅力を自虐的に発信するPR、実はこれが初めてではありません。タレントのピース・綾部祐二さんと渡辺直美さんをリーゼント姿で登場させ、「なめんなよ いばらき県」とPRするポスターを作ったこともあります。今回の自虐人形劇、ポスターほどの派手さがない分、さらに県民性が出ているのかもしれません。