中国で期限切れの鶏肉が問題になり打撃を受けた日本マクドナルドに、ひさびさ明るいニュースです。妖怪ウォッチとコラボしたハッピーセットで行列が発生しているというツイートが画像とともに拡散。「業績回復か！」と評判になっています。

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妖怪ウォッチとアイカツのハッピーセットでマック行列出来てたのか

— 青乃 (@a0n0star) 2014, 9月 8

今日の昼頃にマクドナルドに行列出来てて、スゲーって思ったらアレか。妖怪ウォッチなんか。スゲーわあの霊力

— ossan_oreore (@ossan_oreore) 2014, 9月 7

「好評いただておりますが…」

マクドナルドの広報に聞いてみたところ「これまでのハッピーセットに比べても、たいへん好評いただいております」と、会社側も反響を喜んでいる様子。一方、ネット上で「業績回復説」まで流れていることについては、「９月５日に発売したばかりですので、業績にどこまで貢献できるかは何とも」。鶏肉問題もあり、「まだまだ、会社として取組べきことがたくさんありますので…」とのコメントでした。

おなじみのキャラにも独自色、過去のハッピーセット

そんなマクドナルドの看板商品ハッピーセット。過去の「おまけ」を振り返ってみると、おなじみのキャラクターにも独自色を出そうとする努力の跡が見られます。

ケロロ軍曹（2007年11月）

「ケロロ軍曹」のぬいぐるみ人形劇＝2009年10月24日 出典： 朝日新聞

カエルのような宇宙人が地球侵略にやってくるという設定の「ケロロ軍曹」。スペシャルケロロ（ゴールド／シルバー）と合わせ、計66種類のフィギュアというマニアには悩ましいセットとして登場しました。

ゲゲゲの鬼太郎（2008年11月）

「ゲゲゲの鬼太郎」の着ぐるみたちと餅つき体験をする観光客ら＝2012年12月30日 出典： 朝日新聞

水木しげる先生の名作「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、こちらも音にこだわって登場しました。８パターンあるうちの「鬼太郎登場！」では、台を動かすと鬼太郎が「父さん、マックに行きましょう」と話す、贅沢な一品になっています。

ヤッターマン（2009年5月）

ヤッターマンのドロンボー一味。右がボヤッキー 出典： （Ｃ）タツノコプロ・読売テレビ　２００８

テレビアニメの放送に合わせて「ヤッターマン」も登場しています。おまけは、ホログラム加工されたシールでした。「おしおきだべぇ～」など、登場キャラのおなじみのセリフなど、子どもだけでなく親世代の心もくすぐるセットでした。

たまごっち（2009年11月）

アニメ「たまごっち」

多くのハッピーセットは「男の子向け」と「女の子向け」の両方が用意されているのですが、「たまごっち」は一つのキャラクターで両方に対応するという珍しいセットになりました。男の子用は誕生日パーティーに駆けつけるための乗り物というテーマ、女の子用はパーティーのプレゼントや小物といったテーマで展開されました。

太鼓の達人（2010年9月）

太鼓の達人

リズムゲームの定番「太鼓の達人」のハッピーセットには、趣向を凝らしたフィギュアがおまけでつきました。ボタンを押すと歌が流れるというギミックもさることながら、８種類ある中にマクドナルドオリジナルの「マクドナルドン」がいたことも忘れてはいけません。

妖怪ウォッチ（2014年9月）

妖怪ウォッチのハッピーセットについているカード 出典： 朝日新聞

そして、今回、話題になっている妖怪ウォッチ。おまけはカードゲーム用のカードです。なんと「ジバニャン」とフルーツが融合したキャラクターという設定です。「スイカニャン」「メロンニャン」なんていう名前を聞いただけで、子どもたちはそわそわしてしまいそうです。

よく知られたキャラクターであっても、独自色を出そうする努力が見られる「ハッピーセット」。業績が本当に回復するのかはまだわかりませんが、活気のあるマックのお店は、ひさしぶりの光景だったかもしれません。