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中国でLINE不通「どうなってんだ」 現地ツイッターでも不安の声

LINEが中国で不通となり話題になっています。ツイッターでも現地とみられるアカウントから「どうなってんだ」などの不安の声が投稿されています。

なぜつながらない??
なぜつながらない?? 出典: 朝日新聞

目次

 スマートフォン(スマホ)などで使う無料通信アプリ「LINE」の中国の運営元は2日、中国国内でLINEが利用できなくなっていることを明らかにした。全国的に、メッセージの送信や通話といった機能が使えなくなっていると見られる。
 LINEの中国での公式微博(中国版ツイッター)が2日午前、「障害が生じており、復旧につとめている」と発表した。日本の本社も障害が生じていることを認め、「原因を調べている」とした。メッセージを送受信できない状態は、1日夜から始まったという。
中国でLINEが不通に 「政府の関与」指摘も:朝日新聞デジタル
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Twitterでも反響



 中国当局の関与は明らかになっていませんが、ネット上では、「デモの情報を遮断したかったのでは」といった書き込みもあるそうです(前掲記事)。
 これまでも、当局の関与が取り沙汰される、ネットを巡るトラブルやサイバー攻撃が国内外でありました。

出典:imasia
 Googleにおいて中国からのトラフィックが急激に落ち込んでいる。この問題について、ウェブ監視団体は、Googleの検索エンジンが中国政府によって「遮断」されていることが原因としている。
グーグル、中国で再び遮断か--トラフィックが急激に低下:CNET Japan

 【北京=小山謙太郎】インターネット検索最大手のグーグルが受けたサイバー攻撃に、中国共産党指導部が関与していた疑いが、告発サイト「ウィキリークス」の公表した米外交公電で指摘された。米ニューヨーク・タイムズ紙が4日報じた。グーグルは中国での検索サービスから3月に撤退したが、サイバー攻撃を理由のひとつとしていた。
(2010年12月6日:「グーグル攻撃「中国政府が企て」「党指導部が指示」 流出の米公電」朝日新聞紙面から)

記者のつぶやきも監視

 中国当局は、メディア記者のネット上での発言にも、神経をとがらせています。

 中国のメディアを監督する国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局は18日、記者がネットで政府に批判的な言論を発表する行為などを取り締まるよう、報道各社に求める通知を出した。世論への影響力を増すネット上の言論空間への管理を強める狙いだ。
<中略>
 中国メディアは党宣伝部門の厳しい統制下にあり、敏感な記事は当局や編集幹部の検閲を受ける。しかし、2011年の高速鉄道事故で、各地の記者が中国版ツイッター「微博」で政府批判をして世論を先導。その後も大きな事件や事故で記者が独自の情報や意見を発表して反響を呼ぶケースが増えており、本格的な規制に乗り出した形だ。
中国当局、記者のネット言論規制へ 報道各社に通告:朝日新聞デジタル

共産党政権の危機感

北京の天安門広場で、写真撮影する観光客を見張る警察官=2014年6月3日
北京の天安門広場で、写真撮影する観光客を見張る警察官=2014年6月3日 出典:ロイター

 背景には、党官僚の腐敗を糾弾したり、言論の自由など市民の権利保障を求めたりする市民の声が、インターネットを通じて糾合され、反政府運動につながりかねない市民運動に拡大するのを恐れる、共産党政権の思惑があるとみられます。

 複数の党関係者や外交筋によると、習主席が主に語ったのは、民主や人権など欧米式の「普遍的価値観」への批判だった。野放しに浸透させてはならないとして、ネットや海外メディアなどの動きに警戒するよう求めた。
 共産党政権の「命綱」である経済成長を維持するために経済面での自由化を進めざるを得ない以上、思想面のグリップを強めなければ、政権基盤そのものが揺らぐとの危機感がにじむ。
事件から25年、重圧下の天安門 服に「89」、警官が没収 中国:朝日新聞デジタル

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