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お金と仕事

サントリー社長に新浪ローソン会長 「プロ経営者」時代に突入

サントリーがローソンの新浪剛史会長を10月1日付で社長に招くと発表。会長兼社長の佐治信忠氏は代表権のある会長に。創業家出身者以外がトップに就くのは初めて。

ローソンの新浪剛史会長(55)
ローソンの新浪剛史会長(55) 出典: 朝日新聞

目次

初の創業家以外

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 飲料大手のサントリーホールディングス(HD)は24日、コンビニ大手ローソンの新浪剛史会長(55)を10月1日付で社長に招くことを明らかにした。会長兼社長の佐治信忠氏(68)は代表権のある会長になる。創業家出身者以外がトップに就くのは初めて。
朝日新聞
新浪剛史氏。ローソンの筆頭株主である三菱商事出身。02年に43歳でローソンの社長に就き、14年2月期まで11期連続で営業増益を達成
新浪剛史氏。ローソンの筆頭株主である三菱商事出身。02年に43歳でローソンの社長に就き、14年2月期まで11期連続で営業増益を達成 出典:朝日新聞
佐治信忠氏。1899年に大阪で創業したサントリーは、信忠氏まで4代にわたり、創業家の佐治家と鳥井家から社長を出してきた
佐治信忠氏。1899年に大阪で創業したサントリーは、信忠氏まで4代にわたり、創業家の佐治家と鳥井家から社長を出してきた 出典:朝日新聞
サントリーは100年以上続く名門企業
サントリーは100年以上続く名門企業 出典:朝日新聞
 佐治氏は24日の取材に対し「ゴルフ仲間で慶大の後輩でもある新浪氏は、数年前から意中の人。昨秋に打診した。ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)に出るなど国際的な人脈があり、海外展開をめざすサントリーにぴったりだ」と話した。
朝日新聞デジタル

プロ経営者の抜擢、北米23%、西欧25%、日本は・・・

 米経営コンサルティング会社「ストラテジー&(アンド)」が2013年に世界の上場企業2500社を対象に実施した調査によると、新任トップを外部から招いた企業の割合は米国(カナダを含む)が23%、西欧が25%に対し、日本は3%にすぎなかった。
朝日新聞

日本の大企業が変わり始めた?

 「プロの経営者」を外部から招くことは、欧米では一般的だが、「生え抜き重視」の日本企業でも最近は広がり始めている。
 通信教育大手のベネッセホールディングスは21日、日本マクドナルドホールディングス会長の原田泳幸氏(65)を会長兼社長に招いた。化粧品大手の資生堂は4月、日本コカ・コーラで社長や会長をつとめた魚谷雅彦氏(60)を社長に据えた。
 ローソンも5月、新浪氏の後任の社長にユニクロを展開するファーストリテイリングの社長や、ハンバーガー大手のロッテリア会長などをつとめた玉塚元一氏(52)を据えている。
朝日新聞
大手企業でも「プロ経営者」の人事が話題に
大手企業でも「プロ経営者」の人事が話題に 出典:朝日新聞

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